筋トレは継続することが一番大切です 。
春夏秋冬を通していつでも筋トレのことを考えている私です。
しかし私には苦手な季節があります。
それは冬です。
寒いからです。
ダンベルは冷たいし、筋トレする場所は寒いし。
そんな理理由で、ふとひらめいたことがありました。
『プロテインを熱湯で割ったら体が温まるんじゃない!?』
私的にナイスアイディアが浮かんだと思い、テンションが上がりました。
そして早速試してみました!
が、結果悲惨なことになりました。
今回のような失敗を皆さんが繰り返さないように、私の失敗を紹介したいと思います。
プロテインを熱湯で割ると大変なことに!
つい先日、私のひらめきでプロテインを熱湯で割ってみました。
今回使用したプロテインは
メーカー | マイプロテイン |
種類 | ホエイプロテイン |
味 | ミルクティー |
タンパク質 含有量 | 19g(25g中) ※76% |
それではいつものようにプロテインに水ではなく、熱湯を入れていきたいと思います。
熱湯を足していくと、いつもと違う異変に気づきました。
その時の写真がこちらです。
プロテインが大きな塊となって 、浮いてきました。
硬さも結構あり、いつものように水に全然解ける気配はありませんでした。
スプーンにどんどんくっついてくるようになり、肉の塊のようでした。
解ける気配はなく、完全に固形になりました。
もちろん飲めるようなものではありません。むしろ食べるという感じです。
食感は『おから』 のようでした。
普段プロテインはシェイカーを使って、混ぜています。
しかし、シェイカーは熱湯により変形してしまいます。
そのため今回は、コーヒーカップで混ぜています。
プロテインを熱湯で割ると、タンパク質の変性が起きていた
寒い時に熱湯でプロテインを割って体を温めようとひらめいたのですが 、とても悲惨なことになりました。
なぜこのようなことになったのか、調べてみました。
すると、原因はタンパク質の熱変性というものでした。
多分皆さんをご存知でしたよね。私が無知でした。
タンパク質は熱が加わると変性する特性があり、その温度は80℃です。
身近な例で言うと、たんぱく質が多く含まれている卵が熱変性によってゆで卵になるというものです。
一度熱変性によって、変性したタンパク質は温度が下がっても元には戻りません。
ゆで卵は温度が下がってもゆで卵ですよね。
これと同じ現象が 、今回コーヒーカップの中で起きていました。
プロテインに含まれているタンパク質が熱変性起こし、固まって大きな塊となりました。
プロテインを熱湯で割ると成分は同じ。しかし飲みにくい!
熱変性・低温変性
タンパク質は高温になると変性する。これは熱変性と呼ばれる。加熱するとタンパク質の一次構造が変化することはほとんど無いが、二次以上の高次構造は崩れやすい。約60℃以上になると、周囲に軽く結びつき水和状態をつくる水分子が振動し高次結合部分が解け、細長い状態になる。さらに内部に封じられた疎水部分が露出し、他のポリペプチドの露出部分と引き合い、全体に詰まった状態になる。通常は透明で液状の卵白が、加熱されると白い固形に変化するのはこの原理からである。
Wikipediaより引用
ちなみにタンパク質は、低温でも変性するようです。
その温度は『0℃』です。
プロテインを水で割った後に冷凍庫で凍らせると、同じように変性してしまいます。
冷蔵庫で冷やしている方は、冷やしすぎにも注意が必要です。
しかしタンパク質の変性後でも、成分の変化はありません。
プロテインが熱変性を起こした後も、それを食べることによって同じようにタンパク質を取ることができます。
しかし、固形なのでかなり食べにくいです。
味も変化しており、いつもの美味しいプロテインの味ではありません。
タンパク質は熱変性により、味も変化します。
生卵とゆで卵の味が違うのは『熱変性』によるのもです。
プロテインは熱湯で割らない方がいいという実体験でした
今回は私の思いつきでいつも飲んでプロテインを熱湯で割ってみました。
その結果、プロテインに含まれているタンパク質が変性して固形になりました。
味もいつもと違い、美味しくはありませんでした。
どうしても暖かいプロテインを飲みたいという方は、熱変性が起こらない温度(約60℃以下)でプロテインを割ることが必要です。
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