Lenovoから発売されているthinkpad。
その中で一番人気のX1-Carbonですが、人気の理由はやはり、高性能で持ち運びしやすいためです。
そんな人気のX1-Carbonは、新しいモデルが発売されました。
以前のモデルと比べてどの辺が変わったのか、わかりやすく解説したいと思います。
2019年モデル【X1-Carbon】の特徴(良い所)
4Kの液晶画面が選択可能になった
2019年6月に発表された新しいX1-Carbonは、4Kの液晶画面を選択できるようになりました。
従来のX1-Carbonでは、液晶画面はWQHD液晶が一番画素数の高い液晶画面でしたが
2019年のモデルから4Kの液晶画面がカスタマイズで選択可能になりました。
FHD液晶 | WQHD液晶 | HDR 4K液晶(UHD) | |
画素数 | 1920×1080 | 2560×1440 | 3840×2160 |
カスタマイズでHDR-4K液晶(UHD)を選択すると、
本体のカラーが「カーボン柄」になり一目で4Kの液晶画面とわかるようになっています。
さらに薄く・軽く
X1-Carbonは、さらに薄く・軽く持ち運びやすくなりました。
2019年モデルは14インチの液晶画面サイズは変わらずに2018年モデルと比べて、重さが40g軽くなり厚さが1㎜薄くなりました。
サイズ | 重さ | |
2019年モデル | 32.3×21.7×1.49(cm) | 約1.09kg~ |
2018年モデル | 32.3×21.7×1.59(cm) | 約1.13kg~ |
差 | 厚さ -1mm | -0.04kg |
パソコンを持ち運ぶことが多い方は、少しでも軽くコンパクトの方が疲労が少なくなるので2019年モデルのX1-Carbonはとても重宝すると思います。
1時間で約80パーセント充電できる急速充電にも対応しています。
画面をのぞき見されるのを防ぐ「ThinkPad Privacy Guard」
画面をのぞき見されて資料や個人情報を盗まれるのを防ぐために、
ボタン一つで横から画面を見えにくくする「ThinkPad Privacy Guard」を選択することができます。
持ち運んでどこでもインターネットが使える
薄く軽いX1-Carbonは、simカードを使用してどこでもインターネットに接続することができます。
この機能はカスタマイズで「WWAN対応」を選択する必要があります。
対応でも非対応でも値段は変わらないので、カスタマイズは「WWAN対応」を選ぶことをおすすめします。
2019年モデル【X1-Carbon】の特徴(悪い所)
最大使用可能時間が短くなった。
2018年モデルのX1-Carbonは最大使用可能時間20.9時間でしたが、2019年モデルは18.9時間と約2時間ほど短くなりました。
最大で18.9時間使えるというのは短くはありませんが持ち運ぶことが多い方は、使える時間が長いに越したことはありません。
もし充電が無くなりそうなときは急速充電を使用するようにしましょう。
本体カラーが選択できなくなった。
本体カラーが2種類(ブラック・シルバー)を選択できた2018年モデルのX1-Carbonですが、今回のモデルはブラック1種類のみになりました。
HDR 4K液晶(UHD)を選択すると本体の天板がカーボン柄になりますがそれ以外で本体の色を選択することはできなくなりました。
有線LAN、DVD、ブルーレイが使用できない
薄型・軽量化のために有線LANのポートやDVD・ブルーレイのドライブは非搭載になっています。
使用したい方は、別売りのアダプターを購入する必要があります。
アダプターはこちらで紹介していますので参考にしてみてください。
2019年モデル【X1-Carbon】サイズとインターフェイス(ポート)
画像
画面サイズ
X1-Carbonの画面サイズは14インチのみになります。
それ以外のサイズを選択することはできません。
画質は下の5種類から選ぶことができます。
画素数が上がるほど、きめ細かくキレイな液晶画面になります。
マルチタッチも選択することができます。
画面の種類 | 解像度 |
HDR-4K(UHD) | 3840×2160 |
WQHD・光沢無し | 2560×1440 |
FHD・光沢無し・ThinkPad Privacy Guard | 1920×1080 |
FHD・光沢無し・マルチタッチ | 1920×1080 |
FHD・光沢無し | 1920×1080 |
本体サイズ・重さ
●2019年モデル X1-Carbonの本体サイズ
幅 | 約32.3cm |
奥行き | 約21.7cm |
高さ | 約1.49cm |
●2019年モデル X1-Carbonの本体の重さ
約 1.09Kg

カーボンを使用しているので14インチのサイズのわりにとても軽くなっています。
本体カラー
本体からはブラックの1種類のみです。
4K液晶を選択した場合のみ、天板がカーボン柄になります。
インターフェイス(ポート)やカメラ
右側面
1.電源ボタン
2.USB 3.1(Gen-1)
3.セキュリティ・キーホール
左側面
4.USB 3.1(Gen-2) type-C ※電源と共用
5.USB 3.1(Gen-2) type-C
6.イーサネット拡張コネクター2
7.USB 3.1(Gen-1)
8.HDMI
9.ヘッドフォンジャック
背面
10.SIMカード スロット
2019年モデル【X1-Carbon】のカスタマイズ
cpu(プロセッサー)
CPUはパソコンの頭脳のようなもので、性能に大きく影響します。
パソコンを使用したい目的に合わせて。CPUを選ぶ必要があります。
X1-Carbonでは下の4つのCPUから選択でき、8から始まる4桁の数字が大きいほど性能が高くなります。
- インテル Core i5-8265U プロセッサー (1.60GHz, 6MB)
- インテル Core i5-8365U プロセッサー (1.60GHz, 6MB) vPro対応
- インテル Core i7-8565U プロセッサー (1.80GHz, 8MB)
- インテル Core i7-8665U プロセッサー (1.90GHz, 8MB) vPro対応
●CPUの選び方
ネットサーフィンや動画視聴、ブログを書いたり、ゲーム(3Dを除く)、書類作成、メール⇒1or2
3D-CADやデータ解析⇒3or4
を目安に選ぶといいと思います。
OS
初期状態で入っているOSは
- Windows 10 Home 64bit
- Windows 10 Pro 64bit
の2種類になります。
Microsoft office ソフトウェア
- Microsoft Office Personal 2019 (個人向け) – 日本語
- Microsoft Office Personal 2019 (法人向け) – 日本語
- Microsoft Office Home and Business 2019 (個人向け) – 日本語
- Microsoft Office Home and Business 2019 (法人向け) – 日本語

必要のない人は「なし」を選択することもできるぞ。
ディスプレイ(液晶)
ディスプレイは5種類あります。
下の表にわかりやすくまとめました。
画面の種類 | 解像度 |
HDR-4K(UHD) | 3840×2160 |
WQHD・光沢無し | 2560×1440 |
FHD・光沢無し・ThinkPad Privacy Guard | 1920×1080 |
FHD・光沢無し・マルチタッチ | 1920×1080 |
FHD・光沢無し | 1920×1080 |
解像度が高いほど画面がキレイに見えます。
※2019年7月現在『FHD・光沢無し・ThinkPad Privacy Guard』はまだ発売開始されていません。
メモリ
X1-Carbonで選べるメモリは2種類です。
メモリの数字が大きいほど、同時に色々な作業を行うことができます。
- 8GB
- 16GB
メモリは8GBでほとんどの作業は可能ですが、3D-CADや高度な動画編集を行う方は16GBを選択するといいと思います。
メモリはオンボード(基盤にはんだ付け)のため、後から購入して変更することはできません。
グラフィックス
内蔵グラフィックのみになります。
本体カラー
2019年モデルのX1-Carbonは本体カラーが「ブラック」のみになり、前のモデルのように選択することはできなくなりました。
液晶画面をHDR-4K(UHD)にすると本体の天板が『カーボン柄』になります。
内蔵カメラ
内蔵カメラとはノートパソコンを開いたときに正面にあるカメラです。
このカメラを使用して、テレビ電話や顔認証などを行うことができます。
カメラの種類は2種類あります。
- HD 720p カメラ、ThinkShutter(※1)付
- HD 720p カメラ+IRカメラ(※2)
※1 ThinkShutterとはカメラを使用しないときに、カメラレンズを隠すためのカバーです。
※2 IRカメラ(赤外線カメラ)を使用すると、飛行機の中など暗い所でも顔認証を行うことができます。
IRカメラ(赤外線)カメラを選択するとThinkShutterはつけられませんので、注意が必要です。
キーボード
作業しやすいキーボードが特徴のThinkPad。

このキーボードは最高じゃ。
X1-Carbonのキーボードは2種類ありますので作業に慣れた方のキーボードを選ぶといいと思います。
- 日本語配列
- 英語配列
バックライト付きやNFC(スマホを近づけて通信する機能)も追加で付けることができます。
指紋センサー
X1-Carbonはセキュリティーを高めるための「指紋センサー」が標準で搭載されています。
暗証番号などは人に見られる可能性がありますが、指紋センサーの場合登録した人のみセキュリティーを解除できるため、より安全にパソコンを守ることができます。
セキュリティーチップ
セキュリティーチップには『TPM』が搭載されていて、ウイルスなどからとても強くなっています。
「TPM」はOSや他のハードウェアなどから独立しているので、HDDやSSD、フラッシュメモリに格納していた認証に用いる暗号キーなどの情報を安全に格納・管理することが可能です。
ハードディスク・ソリッドステートドライブ(HDD・SSD)
データを保存しておくハードディスクは、近年大容量のSSDが開発されてきたことにより高性能なパソコンほどSSDの搭載が多くなってきています。
SSDのメリットはHDDと比べて『読み書きのスピードが速い』という点です。
パソコンの起動時間もかなり違ってきますので、ここは値段が高くてもSSDを選択することをおすすめします。
接続方法がSATAよりもNVMeの方がさらに早いのでおすすめです。

SSDはファンが無いので、ファンの動作音がないぞ。
バッテリー
パソコンを充電するために必要です。
選べるのは下の2種類になります。
- 45W ACアダプター
- 65W ACアダプター
X1-Carbonを急速充電するためには『65W ACアダプター』が必要です。

急速充電は1時間の充電で約80%の充電ができるぞ。
ワイヤレスLAN
ワイヤレスLANは『インテル Wireless-AC 8265 (2×2) + Bluetooth vPro対応』になっていますのでBluetooth機能も使用することが可能です。
WWAN Selection(無線通信)
WWANをカスタマイズで追加することにより、シムを利用してどこでもLTE通信を行うことができます。
外出先でWi-Fiが無くても、インターネットを使用できるようになりますので必要な方は『WWAN対応』を選択してください。

初期設定ではWWANは『なし』になっています。
アダプター
最近のノートパソコンは持ち運びやさを良くするために、有線LANポートなどが付いていません。
必要な方は、アダプターを付けることにより接続することができます。
カスタマイズで追加することも可能です。
- HDMI-VGA変換アダプター
- RJ45拡張コネクター
- USB Type-C/VGAアダプター
- RJ45拡張コネクター & HDMI-VGA変換アダプター
- RJ45拡張コネクター & USB Type-C – VGA変換アダプター
ほかのアダプターを見たい方はこちらを参考にしてみてください。
2019年モデル【X1-Carbon】の保証
X1-Carbonは『1年間 無料引き取り修理』という保証が付いています。
これは購入後1年間は自然的に発生した故障について、修理工場に送ることにより無料で修理してくれるのもです。

送料なども無料で送ることができます。
2019年モデル【X1-Carbon】の購入方法
X1-Carbonの購入方法は主に4つあります。
- Lenovoカスタムショップで購入
- Lenovo直販サイトで購入
- 楽天やAmazonで購入
- 家電量販店で購入
レノボカスタムショップで購入する場合
Lenovoカスタムショップは全国に28か所あるLenovo直販店になります。
実際にThinkPadを見て選べるのがメリットです。
しかしThinkPadは基本的に受注生産になりますのでカスタムショップで購入してもその日に持ち帰るということはできません。
最安値は『レノボ直販サイト』
私のおすすめは『レノボ直販サイト』です。
メリットはお得にThinkPadを購入できるクーポンを使用することで、とても安く購入することができるからです。
クーポンの種類もいくつかあり、週末やボーナス時期に割引率の高いクーポンが出る傾向があります。
メルマガに登録しておくと限定のクーポンが送られてくるので、前もって登録しておくといいと思います。
メルマガは公式サイトから登録することができます。
楽天やAmazonで購入
楽天やAmazonでは大量生産されたThinkPadを購入することができます。
メモリやCPUは変更できませんが、発送が早いというメリットがあります。
受注生産では通常約2~3週間到着までかかりますが、楽天やAmazonで注文すると遅くても1週間以内で手にすることができます。
- 家電量販店で購入
家電量販店でも在庫があればThinkPadを購入することができます。
しかし取り扱っている種類が少ない場合や、そもそも取り扱っていない店舗もあるので家電量販店で購入することはあまりおすすめしません。
メモリやCPUなどのカスタマイズもできません。
2019年モデル【X1-Carbon】サイズなどまとめ
今回は2019年モデルの『X1-Carbon』についてわかりやすく紹介してみました。
とても軽く薄く、4Kの液晶画面を選択可能になったX1-Carbonは
どこで作業してもストレスなく使用することができると思います。
話題の他のシリーズを知りたいという方は、まずThinkPadおすすめ人気ランキング6選をご覧ください。
他のXシリーズのthinkpadをご覧になりたい方は、合わせてこちらも参考にしてみてください。
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