この記事ではThinkPadの『X1 Extreme』について紹介しています。
通常、性能の高いデスクトップ型パソコンで行っている動画編集やCADなどをパソコンを、持ち運んでどこでも作業することができたら便利ですよね。
しかし、デスクトップ型パソコンを持ち運ぶなんてことは現実的に無理に近いですよね。
そんな問題を解決できるノートパソコンが『X1 Extreme』なんです。
X1 Extremeを使用すれば、場所を選ばず動画編集やCADを行うことができるようになります。
それでは詳しく紹介していきたいと思います。
X1 Extreme | |
画面サイズ | 15.6インチ |
本体サイズ | 36.1×24.5×1.87(cm) |
本体重量 | 約1.7kg~ |
最大使用可能時間 | 15.6時間 |
発売日 | 2019年7月17日 |
【X1 Extreme】2019年・2018年モデルの比較
2019年に発売されたX1-Extremは、前のモデルと比べて大きく変わったのは
- 液晶画面に4K液晶を選択可能
- 外付けグラフィックスが『GeForce GTX1650』に
- SSDが最大で4TBまで
- CPUが『Core i7-9850H』まで選択可能
です。
本体サイズやメモリ、インタフェースなどは大きく変わったところはありません。
それでは下で詳しく紹介していきたいと思います。
【X1 Extreme】の特徴(満足な点)
SSDが二つ接続可能
データを保存するのに少し前までは、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)に保存するということが主流でした。
HDDのメリットは、大容量でも低価格なところです。
SSDと比べてかなり安く、購入することができます。
しかしHDDはSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)と比べて読み書きの速度が遅く、冷却用のファンが付いているので動作音も大きいということがデメリットでした。
最近は、容量の大きいSSDが開発されこちらが主流となってきています。
SSD | HDD | |
値段 | 高い | 安い |
読み書きスピード | 早い | 遅い |
動作音 | なし | あり(ファン) |
容量 | 近年容量が大きくなってきた | 大容量有 |
SSDの読み書きのスピードはHDDと比べものにならん。
SSDはサクサク作業ができるぞ。
読み書きが速いSSDですが、この『X1 Extreme』は2つ接続することができます。
1つにつき256GB~2TBから選択することができますので、SSDの容量を256GB~4TBの間で細かく選ぶことができます。
メモリが最大64GB
メモリは6種類の中から選択でき、最大で64GB(32GB×2)まで選択することができます。
メモリが64GBというのは、かなり高性能のノートパソコンになります。
大抵の作業は、ストレスなく使用できますが値段が高いため作業する内容に合わせてカスタマイズするといいと思います。
- 8GB
- 16GB(8GB×2)
- 16GB
- 32GB
- 32GB
- 64GB(32GB×2)
グラフィックスにGeForce GTX 1650
ThinkPadのほとんどが『内蔵型のグラフィックス』なのに対して、このX1-Extremeは『外付け型グラフィックス』になります。
グラフィックスというのは画面表示させるために必要なもので、最近の3D映像やVRのような画像を表示するには高性能なグラフィックスが必要になってきます。
内蔵型というのは、グラフィックスがCPUの中に内蔵されているタイプで設置スペースが小さいというメリットがありますが、性能には限界があります。
X1-Extremeは外付け型グラフィックス(GeForce GTX 1650)が標準で付いているので、動画編集やゲームはもちろんVRなども使用することが出来きます。
4K UHD液晶や有機ELディスプレイを選択可能
X1-Extremeは4種類のディスプレイを選択することができます。
ディスプレイ | 解像度 |
OLED(有機EL) | 3840×2160 |
4K UHD液晶 | 3840×2160 |
HDR液晶 | 1920×1080 |
FHD液晶 | 1920×1080 |
【X1 Extreme】の特徴(不満な点)
充電気が大きい
X1-Extremeの充電器は『135W ACアダプター』を使って、行います。
一般的なThinkPadの充電器は45W~65Wなのに対して、X1-Extremeの場合は135Wと大きな電力を使用するためアダプターも大型になっています。
おおよその目安で、手のひらくらいの大きさがあります。
この135WのACアダプターを使用することにより、X1-Extremeを急速充電することができます。
急速充電は1時間で約80%充電できるぞ。
カーボン柄は『4K UHD液晶』のみ
通常ThinkPadはカラーがブラックですが、X1-Extremeでは4K-UHD液晶を選択した場合、本体が『カーボン柄』になります。
それ以外のディスプレイを選択した場合は、すべて『ブラック』になります。
【X1 Extreme】のサイズとインターフェース(ポート)
画面サイズ
X1-Extremeの画面サイズは『15.6インチ』になります。
このサイズは変更することができません。
もっと大きい画面で作業したいというときは、モニターなどを追加して使用することができます。
本体サイズ・重さ
●X1 Extremeの本体サイズ
幅 | 約36.1cm |
奥行き | 約24.5cm |
高さ | 約1.87cm |
本体カラー
『X1-Extreme』の本体カラーはブラックのみになります。
2019年モデルのThinkPadはカラーがすべてブラックに問い移されています。
ディスプレイを4K-UHD液晶にした場合のみ、天板がカーボン柄に変更になります。
インタフェース(ポート)やカメラ
左側面
1.電源ジャック
2.USB3.1 type-C
3.HDMI
4.イーサネット拡張コネクター
5.ヘッドフォンジャック
右側面
6.スマートカードリーダー
7.4-in-1 メディアカードリーダー
8.USB 3.1 Gen1
9.USB 3.1 Gen1
10.セキュリティー・キーホール
【X1 Extreme】のカスタマイズの種類
CPU(プロセッサー)
CPUはパソコンの頭脳のようなもので、性能に大きく影響します。
パソコンを使用したい目的に合わせて。CPUを選ぶ必要があります。
X1-Extremeでは下の4つのCPUから選択でき、9から始まる4桁の数字が大きいほど性能が高くなります。
- インテル Core i5-9300H プロセッサー (2.40GHz, 8MB)
- インテル Core i5-9400H プロセッサー (2.50GHz, 8MB) vPro対応
- インテル Core i7-9750H プロセッサー (2.60GHz, 12MB)
- インテル Core i7-9850H プロセッサー (2.60GHz, 12MB) vProt対応
OS
初期導入OSは次の二つから選ぶことができます。
- Windows 10 Home 64bit
- Windows 10 Pro 64bit
Microsoft office ソフトウェア
Microsoft officeはいくつか種類があり、中に入っているソフトの種類が変わってきます。
- Microsoft Office Personal 2019 (個人向け) – 日本語
- Microsoft Office Personal 2019 (法人向け) – 日本語
- Microsoft Office Home and Business 2019 (個人向け) – 日本語
- Microsoft Office Home and Business 2019 (法人向け) – 日本語
ディスプレイ(液晶)
X1-Extremeは次の3つの種類からディスプレイを選ぶことができます。
- 15.6型FHD液晶 (1920×1080 IPS 300nit) 光沢なし
- 15.6型 FHD液晶 (1920×1080 IPS 500nit) 光沢なし
- 15.6型UHD液晶 (3840×2160 IPS 500nit) 光沢なし
メモリ
メモリはカスタマイズにより下の6種類の中から選択することができます。
X1-Extremeはメモリを2つ接続することができるので、最大で64GBまで選択することができます。
- 8GB
- 16GB(8GB×2)
- 16GB
- 32GB
- 32GB
- 64GB(32GB×2)
グラフィックス
ThinkPadの中でこのX1-Extremeだけは、外付けグラフィックスが搭載になっています。
搭載されているのは『NVIDIA GeForce GTX1650 4GB GDDR5 128ビット』です。
内蔵カメラ
内蔵カメラとはノートパソコンを開いたときに下の写真のところにあるカメラです。
このカメラを使用して、テレビ電話や顔認証などを行うことができます。
カメラの種類は2種類あります。
- 720p HDカメラ(マイクロフォン付)
- IR (※1)& 720p HDカメラ(マイクロフォン付)
※1 IRカメラ(赤外線カメラ)を使用すると、飛行機の中など暗い所でも顔認証を行うことができます。
キーボード
作業しやすいキーボードが特徴のThinkPad。
このキーボードのためにThinkPadを選ぶ人も多いそうじゃ。
ThinkPadのキーボードは2種類ありますので作業に慣れた方のキーボードを選ぶといいと思います。
- 日本語配列
- 英語配列
バックライト付きやNFC(スマホを近づけて通信する機能)も追加で付けることができます。
指紋センサー
暗証番号などは人に見られる可能性がありますが、指紋センサーの場合登録した人のみセキュリティーを解除できるため、より安全にパソコンを守ることができます。
重要な書類などをパソコンに入れる場合などは、この『指紋センサー』をつけることをおすすめします。
ハードディスク・ソリッドステートドライブ(HDD・SSD)
データを保存しておくハードディスクは、近年大容量のSSDが開発されてきたことにより高性能なパソコンほどSSDの搭載が多くなってきています。
SSDのメリットはHDDと比べて『読み書きのスピードが速い』という点です。
パソコンの起動時間もかなり早くなりますので、ここは値段が高くてもSSDを選択することをおすすめします。
接続方法がSATAよりもNVMeの方がさらに早いのでおすすめです。
SSDは冷却ファンが無いのでとても静かじゃな。
バッテリー・アダプター電源
アダプターはパソコンを充電するために必要です。
選べるのは下の2種類になります。
- 45W ACアダプター
- 65W ACアダプター
X1 Extremeを急速充電するためには『65W ACアダプター』が必要です。
一時間で約80%の充電ができる『急速充電』は便利じゃの。
ワイヤレスLAN
ワイヤレスLANは『インテル Wireless-AC (2×2) + Bluetooth』になっていますのでBluetooth機能も使用することが可能です。
WWAN Selection(無線通信)
X1-Extremeはシムを使用して、どこでもインターネットが使用できる『WWAN』は非対応になっています。
インターネットを使用する場合は、有線LANまたはWi-Fiなどに接続する必要があります。
アダプター
最近のノートパソコンは持ち運びやさを良くするために、有線LANポートなどが付いていません。
必要な方は、アダプターを付けることにより接続することができます。
カスタマイズで追加することも可能です。
- HDMI-VGA変換アダプター
- RJ45拡張コネクター
- USB Type-C/VGAアダプター
- RJ45拡張コネクター & HDMI-VGA変換アダプター
- RJ45拡張コネクター & USB Type-C – VGA変換アダプター
ほかのアダプターを見たい方はこちらを参考にしてみてください。
【X1 Extreme】の保証
X1 Extremeは『1年間 無料引き取り修理』という保証が付いています。
これは購入後1年間は自然的に発生した故障について、修理工場に送ることにより無料で修理してくれるのもです。
送るときの送料は無料じゃ。
【X1 Extreme】の購入方法
X1 Extremeの購入方法は主に4つあります。
- Lenovoカスタムショップで購入
- Lenovo直販サイトで購入
- 楽天やAmazonで購入
- 家電量販店で購入
レノボカスタムショップで購入する場合
Lenovoカスタムショップは全国に28か所あるLenovo直販店になります。
実際にThinkPadを見て選べるのがメリットです。
しかしThinkPadは基本的に受注生産になりますのでカスタムショップで購入してもその日に持ち帰るということはできません。
なのであくまでもメリットは実際にパソコンを見ることができるということになります。
お得なネットクーポンなどは使用することはできません。
最安値は『レノボ直販サイト』
私のおすすめは『レノボ直販サイト』です。
メリットは安くThinkPadを購入できるお得なクーポンを使用できる事です。
このクーポンを使用することにより、Amazonや楽天などよりも安く購入することができます。
クーポンの種類もいくつかあり、週末やボーナス時期に割引率の高いクーポンが出る傾向があります。
メルマガに登録しておくと限定のクーポンが送られてくるので、前もって登録しておくといいと思います。
メルマガは公式サイトから登録することができます。
楽天やAmazonで購入
楽天やAmazonでは大量生産されたThinkPadを購入することができます。
メモリやCPUは変更できませんが、発送が早いというメリットがあります。
受注生産では通常約2~3週間到着までかかりますが、楽天やAmazonで注文すると遅くても1週間以内で手にすることができます。
家電量販店で購入
家電量販店でも在庫があればThinkPadを購入することができます。
しかし取り扱っている種類が少ない場合や、そもそも取り扱っていない店舗もあるので家電量販店で購入することはあまりおすすめしません。
メモリやCPUなどのカスタマイズもできません。
【X1 Extreme】の特徴 まとめ
動画編集や3D-CADなどを場所を選ばずに、作業するなら『X1-Extreme』がとてもおすすめです。
とても高性能なX1-Extremeですが、本体の重さや薄さがかなり抑えられているので持ち運ぶこともできます。
話題の他のシリーズを知りたいという方は、まずThinkPadおすすめ人気ランキング6選をご覧ください。
他にもThinkPadのシリーズを紹介していますので参考にしてみてください。
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