(この記事は2019年2月2日に更新されています。)
『家族性高コレステロール血症』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは遺伝的にコレステロールの値が高くなる病気です。
食べすぎや運動不足ではなく遺伝的にコレステロールが高い子供もいます。
子どものころは定期的に健康診断などで血液検査をする機会があまりないので気づきづらいのが現状ですのでもし自分のコレステロールが高くて気になっている方は子供も一度検査を受けてみるのも良いかもしれません。
脂質異常症とは
脂質異常症とは
- 善玉コレステロール(HDLコレステロール)の値が低い場合
- 悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の値が高い場合
- 中性脂肪の値が高い場合
に脂質異常症と診断されます。
詳しい値の数値はこちらにまとめてあります↓
子供の食生活は大丈夫ですか?
最初の方で遺伝での高コレステロールの事に触れましたが、食べすぎや運動不足でコレステロールの異常や脂質異常になるのは大人だけではありません。
もちろん子供も脂質異常症になる可能性は大いにあります。
肥満傾向にある子供の数は30年ほどで1,5倍から2倍になっています。
今の子供は栄養の多い食事をたくさん食べられるようになり、外で遊ぶことが減り運動不足になりがちです。
しかし子供のコレステロールが高いからといって、コレステロールの摂取をやめると栄養が偏ってしまいます。
子供の脂質異常症は家族の食生活がとても大きく影響します。
子供のことを考えて家族みんなで食生活の改善に取り組むのも良いかもしれません。
食生活を見直そう
若いころと同じくらい食べていませんか?
年齢を重ねるごとにエネルギーを消費する量は減っていきます。
それなのに若いころと同じくらい食べていませんか?
さらに慢性的な運動不足によりさらに脂質異常症のリスクは高まります。
サプリメントなどなどと一緒に効率よく食生活を改善しましょう。
女性の脂質異常症は少ない?
女性ホルモンのおかげで女性は脂質異常症になりにくいといわれています。
しかし閉経後は女性ホルモンの変化によってコレステロールの値が急激に上がり脂質異常症になる場合もあります。
女性でも更年期以降は食事内容をしっかりと見直し、適度な運動が必要です。
脂質異常症は色々な病気をひき起こします。
脂質異常症は狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などとても重い病気の危険な原因になります。
脂質異常というだけで脳梗塞などの危険性が5,1倍になるという研究結果もあります。
日頃の適度な運動と食事の見直しを早いうちから行うことでこれらの病気になる確率を少しでも下げることができます。
『未病』という言葉
『未病』という言葉を知っていますか?
未病とは病気になってからではなく、病気に未然に防ぐ事をさします。
病気になってからでは遅すぎるのです。
ここまで読んだ方はせっかくですので普段の食生活を見直す機会にしてください。
健康は一日ではなりません。
コメント
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[…] 遺伝する?自分の子供のコレステロールは大丈夫?(この記事は2019年2月2日に更新されています。) 『家族性高コレステロール血症』という言葉を聞いたことがあるでしょうか? これは遺 […]