Lenovoから発売されているThinkPad。
使いやすさやセキュリティに強いという評判が多いですが、数多くのラインナップがありどれを選んだらよいか迷いませんか?
今回はどれを買ったらよいか迷っている方に、ThinkPadで一番人気のある『X1-Carbon』のサイズや性能をわかりやすく紹介したいと思います。
ThinkPadには多くのシリーズがあります。
『X1-Carbon』はXシリーズになります。
Xシリーズというのは、持ち運び性能が優れたシリーズになりますので会社や家の外でパソコンを使用する人に特におすすめのです。
それではX1-Carbonの紹介をしていきたいと思います。
【ThinkPad X1-Carbon】の特徴(良い所)
カーボンを使用していて軽い
X1-Carbonは名前の通り、本体にカーボン素材が使用されています。
その為、通常のパソコンよりも軽く・頑丈な性質を持っています。
実際に比べるとほかの製品と素材が違うため、手触り感や見た目が少し違います。
手触り感は、ほかのThinkPadよりもサラサラとした感触があります。
炭素繊維強化プラスチック(カーボン)は高い強度と軽さを併せ持つ。ゴルフクラブのシャフトや釣り竿などのスポーツ用途から実用化が始まり、1990年代から航空機、自動車などの産業用に用途が拡大しており、建築、橋梁の耐震補強など、建設分野でも広く使われている。
Wikipediaより参照
LTEでどこでもインターネットが使える
X1-Carbonはカスタマイズで『WWAN対応』を選択することにより、シム利用をしてLTE通信を行うことができます。
使用するのはnanoシムになります。
このWWANを使用することによりWi-Fiが無い所でもインターネットが使用することができるようになりますので、外でインターネットを多く使う人はかなり便利な機能です。
バッテリーの性能が高い
Xシリーズは携帯性に優れているシリーズで、その中でも特に『X1-Carbon』はバッテリーの性能が高くなっています。
その為、外出先でコンセントを探す必要があまりありません。
最大使用可能時間は20.9時間となっていて、寝ているときなどに充電しておけば外で長時間使用してもバッテリーに困ることは無いと思います。
もしも充電が無くなった場合でも、X1-Carbonは急速充電に対応していますので1時間で約80パーセントの充電をすることが可能になっています。
カスタマイズで高輝度の画面にできる
X1-Carbonはカスタマイズにより下の表の4つの中から画面を選ぶことができます。
X1-Carbonはすべて14インチのサイズになります。
液晶タイプ | 解像度 | 光沢有・無 |
WQHD液晶 | 2560×1440 | 有 |
WQHD液晶 | 2560×1440 | 無 |
FHD液晶(マルチタッチ) | 1920×1080 | 無 |
FHD液晶 | 1920×1080 | 無 |
解像度が上がるほど、画像がキレイに見えますが料金は高くなります。料金は定期的に変わりますので購入するときは公式サイトを確認してみてください。
マルチタッチとは画面を指で操作できる画面になります。
光沢が有る画面⇒画像がキレイに見える特徴があります。
光沢が無い画面⇒目が疲れにくいという特徴があります。
【ThinkPad X1-Carbon】の特徴(悪い所)
値段が高い
X1-Carbonは他のThinkPadよりも値段が高い傾向にあります。
安くても16万以上は予算がないと購入するのが難しいと思います。
しかし性能が高く、カーボン素材を使用しているため軽く・丈夫。
バッテリー性能も高く、使っていてストレスがとても少ない製品で私はとてもおすすめのパソコンです。
X1-CarbonはThinkPadで一番の人気がある製品です。
有線ランを直接接続できない
こちらで詳しく紹介していますが、X1-Carbonは軽量化のために有線LANを接続するポートがありません。
その為インターネットを使用するには、基本的にはWi-FiかWWANで接続する必要があります。
どうしても有線LANを使用したい場合は、別売りのアダプターを購入する必要があります。
内蔵グラフィックスのみ
X1-Carbonはグラフィックボードをつけることができません。
内蔵グラフィックスのみになります。
普通のゲームなどを使用する場合には、高価なグラフィックボードは必要ありませんが最新の3Dゲームなどをしたいといいう方には必要になってきます。
ThinkPadは基本的にゲーム目的で購入する方は少ないと思いますが・・・。
ゲームで主に使用したいという方は、Lenovoからゲーム専用のパソコン『Legion』が発売されていますのでそちらをおすすめします。
【ThinkPad X1-Carbon】のサイズとインターフェース(ポート)
画面サイズ
X1-Carbonの画面サイズは14インチです。
カスタマイズにより、解像度の高い液晶画面や光沢の有無を選択することができます。
タッチパネルのように画面を指で操作する『マルチタッチ』も選択可能です。
本体サイズ・重さ
●X1-Carbonの本体サイズ
幅 | 約32.3cm |
奥行き | 約21.7cm |
高さ | 約1.6cm |
●X1-Carbonの重さ
約1.13kg
カーボンを使用しているので14インチのサイズのわりにとても軽くなっています。
本体カラー
X1-Carbonは下の2種類のカラーから選ぶことが可能です。
- ブラック
- シルバー
●X1-Carbon(ブラック)
●X1-Carbon(シルバー)
インターフェース(ポート)やカメラ
正面
1.カメラ
2.指紋センサー
左側面
3.USB3.0 タイプ-C
4.イーサネット拡張コネクター
5.USB3.0
6.HDMI
右側面
7.ヘッドホンジャック
8.USB3.0
9.セキュリティー・キーホール
背面
10.SIMカードスロット・microSDカードリーダー
【ThinkPad X1-Carbon】のカスタマイズの種類
CPU(プロセッサー)
CPUはパソコンの頭脳のようなもので、性能に大きく影響します。
パソコンを使用したい目的に合わせて。CPUを選ぶ必要があります。
X1-Carbonでは下の3つのCPUから選択でき、8から始まる4桁の数字が大きいほど性能が高くなります。
- インテル Core i5-8250U プロセッサー (1.60GHz, 6MB)
- インテル Core i7-8550U プロセッサー (1.80GHz, 8MB)
- インテル Core i7-8650U プロセッサー (1.90GHz, 8MB)
●CPUの選び方
ネットサーフィンや動画視聴、ブログを書いたり、ゲーム(3Dを除く)、書類作成、メール⇒1
3D-CADやデータ解析⇒2or3
を目安に選ぶといいと思います。
このCPUは購入後に変更することは難しいので慎重に決めるようにしてください。
OS
初期状態で入っているOSは
『Windows 10 Home 64bit』になります。
Microsoft office ソフトウェア
Microsoft officeはいくつか種類があり、中に入っているソフトの種類が変わってきます。
- Microsoft Office Personal 2016 (個人向け) – 日本語
- Microsoft Office Home and Business 2016 (個人向け) – 日本語
- Microsoft Office Personal 2019 (個人向け) – 日本語
- Microsoft Office Personal 2019 (法人向け) – 日本語
- Microsoft Office Home and Business 2019 (個人向け) – 日本語
- Microsoft Office Home and Business 2019 (法人向け) – 日本語
必要のない方は『なし』を選択することもできます。
ディスプレイ(液晶)
そして光沢の有無を選択することになります。
マルチタッチが必要な方は「マルチタッチ対応」のディスプレイを選んでください。
- HDR WQHD IPS液晶(光沢有)
- WQHD IPS液晶(光沢無し)
- FHD IPS液晶(光沢無し)
- FHD IPS液晶(光沢無し)・マルチタッチ対応
WQHD IPS液晶の解像度は2560 x 1440。
FHD IPS液晶の解像度は1920 x 1080です。
解像度が高いほど画面がキレイに見えます。
メモリ
X1-Carbonで選べるメモリは2種類です。
メモリの数字が大きいほど、同時に色々な作業を行うことができます。
- 8GB
- 16GB
メモリは8GBでほとんどの作業は可能ですが、3D-CADや高度な動画編集を行う方は16GBを選択するといいと思います。
メモリはオンボード(基盤にはんだ付け)のため、後から購入して変更することはできません。
グラフィックス
内蔵グラフィックのみになります。
本体カラー
本体カラーは2種類から選ぶことができます。
- ブラック
- シルバー
●本体カラーがブラックの場合
●本体カラーがシルバーの場合
内蔵カメラ
内蔵カメラとはノートパソコンを開いたときに正面にあるカメラです。
このカメラを使用して、テレビ電話や顔認証などを行うことができます。
カメラの種類は2種類あります。
- HD 720p カメラ、ThinkShutter(※1)付
- HD 720p カメラ+IRカメラ(※2)
※1 ThinkShutterとはカメラを使用しないときに、カメラレンズを隠すためのカバーです。
※2 IRカメラ(赤外線カメラ)を使用すると、飛行機の中など暗い所でも顔認証を行うことができます。
IRカメラ(赤外線)カメラを選択するとThinkShutterはつけられませんので、注意が必要です。
キーボード
はのキーボードは2種類ありますので作業に慣れた方のキーボードを選ぶといいと思います。
- 日本語配列
- 英語配列
バックライト付きやNFC(スマホを近づけて通信する機能)も追加で付けることができます。
指紋センサー
X1-Carbonはセキュリティーを高めるための「指紋センサー」が標準で搭載されています。
暗証番号などは人に見られる可能性がありますが、指紋センサーの場合登録した人のみセキュリティーを解除できるため、より安全にパソコンを守ることができます。
セキュリティーチップ
セキュリティーチップには『TPM』が搭載されていて、ウイルスなどからとても強くなっています。
「TPM」はOSや他のハードウェアなどから独立しているので、HDDやSSD、フラッシュメモリに格納していた認証に用いる暗号キーなどの情報を安全に格納・管理することが可能です。
ハードディスク・ソリッドステートドライブ(HDD・SSD)
データを保存しておくハードディスクは、近年大容量のSSDが開発されてきたことにより高性能なパソコンほどSSDの搭載が多くなってきています。
SSDのメリットはHDDと比べて『読み書きのスピードが速い』という点です。
パソコンの起動時間もかなり違ってきますので、ここは値段が高くてもSSDを選択することをおすすめします。
接続方法がSATAよりもNVMeの方がさらに早いのでおすすめです。
SSDはファンが無いので、パソコンの動作音もほとんどありません。
バッテリー・アダプター電源
パソコンを充電するために必要です。
選べるのは下の2種類になります。
- 45W ACアダプター
- 65W ACアダプター
X1-Carbonを急速充電するためには『65W ACアダプター』が必要です。
急速充電は1時間の充電で約80%の充電ができます。
ワイヤレスLAN
ワイヤレスLANは『インテル Wireless-AC 8265 (2×2) + Bluetooth vPro対応』になっていますのでBluetooth機能も使用することが可能です。
WWAN Selection(無線通信)
WWANをカスタマイズで追加することにより、シムを利用してどこでもLTE通信を行うことができます。
外出先でWi-Fiが無くても、インターネットを使用できるようになりますので必要な方は『WWAN対応』を選択してください。
初期設定ではWWANは『なし』になっています。
アダプター
最近のノートパソコンは持ち運びやさを良くするために、有線LANポートなどが付いていません。
必要な方は、アダプターを付けることにより接続することができます。
カスタマイズで追加することも可能です。
- HDMI-VGA変換アダプター
- RJ45拡張コネクター
- USB Type-C/VGAアダプター
- RJ45拡張コネクター & HDMI-VGA変換アダプター
- RJ45拡張コネクター & USB Type-C – VGA変換アダプター
ほかのアダプターを見たい方はこちらを参考にしてみてください。
【ThinkPad X1-Carbon】の保証
X1-Carbonは『1年間 無料引き取り修理』という保証が付いています。
これは購入後1年間は自然的に発生した故障について、修理工場に送ることにより無料で修理してくれるのもです。
送料なども無料で送ることができます。
【ThinkPad X1-Carbon】の購入方法
X1-Carbonの購入方法は主に4つあります。
- Lenovoカスタムショップで購入
- Lenovo直販サイトで購入
- 楽天やAmazonで購入
- 家電量販店で購入
レノボカスタムショップで購入する場合
Lenovoカスタムショップは全国に28か所あるLenovo直販店になります。
実際にThinkPadを見て選べるのがメリットです。
しかしThinkPadは基本的に受注生産になりますのでカスタムショップで購入してもその日に持ち帰るということはできません。
最安値は『レノボ直販サイト』
私のおすすめは『レノボ直販サイト』です。
メリットはお得にThinkPadを購入できるクーポンを使用することで、とても安く購入することができるからです。
クーポンの種類もいくつかあり、週末やボーナス時期に割引率の高いクーポンが出る傾向があります。
メルマガに登録しておくと限定のクーポンが送られてくるので、前もって登録しておくといいと思います。メルマガは公式サイトから登録することができます。
楽天やAmazonで購入
楽天やAmazonでは大量生産されたThinkPadを購入することができます。
メモリやCPUは変更できませんが、発送が早いというメリットがあります。
受注生産では通常約2~3週間到着までかかりますが、楽天やAmazonで注文すると遅くても1週間以内で手にすることができます。
家電量販店で購入
家電量販店でも在庫があればThinkPadを購入することができます。
しかし取り扱っている種類が少ない場合や、そもそも取り扱っていない店舗もあるので家電量販店で購入することはあまりおすすめしません。
メモリやCPUなどのカスタマイズもできません。
【ThinkPad X1-Carbon】サイズなどのまとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ThinkPadの『X1-Carbon』の特徴をできるだけわかりやすくまとめてみました。
もし購入するときに参考にしていただければ幸いです。
話題の他のシリーズを知りたいという方は、まずThinkPadおすすめ人気ランキング6選をご覧ください。
X1-Carbonの公式サイトはこちらになります。
コメント
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