【仮説思考を要約】内田和成著：あなたの時間を3倍にする最も簡単な方法

こんな悩み、ありませんか？

今回は内田和成さんが書かれた、「仮説思考」について、詳しく紹介していきます。

この本は一言でいうと、「最短・最小限の行動で、正解に近づけるようになれる本」です。

それでは早速、紹介していきたいと思います。

仮説思考で時間が増える

忙しい日々を送っているあなたに、ちょっとした質問です。

あなたがもっと多くのことを成し遂げたいと思ったとき、どうしますか？

多くの人は、”もっと早く動けばいい”と思うかもしれませんね。

でも実は、スピードを3倍にするのは、人間の限界を超えた挑戦になります。

それよりも、我々が見直すべきは”何をしないか”なんです。

それでは、どうすれば良いのでしょうか？

まずは、あなたがやるべきことをリストアップしてみてください。

そして、その中から本当に重要なタスクだけを選び出しましょう。

あなたのタスクを三分の一に減らすだけで、時間とエネルギーをかなり節約することができます。

そこで大切なのが、「仮説思考」です。

目標が決まったら、仮説を立てて、その仮説を証明するために必要な情報だけを集めます。

無駄な情報は切り捨ててしまいましょう。

そして、その仮説を検証し、また新たな仮説を立てる。

この一連のプロセスを繰り返すことで、情報を最小限に保ちつつ、より効率的に物事を進めることができます。

結論として、何をしないかを決め、必要なタスクを絞り込み、仮説を立てて最小限の情報で動く。

これが、時間とエネルギーを有効に使うための秘訣なのです。

あなたも今日からこの方法を試してみて、どれだけの変化が起こるか確かめてみてください。

【仮説思考の逆】網羅思考は、なぜダメなのか？

なにか調べ物をするときに、あなたはどのくらいの時間を費やしますか？10時間、20時間、それともそれ以上？でも、思い止まってください。情報の多さは必ずしも成功への道標ではないのです。

情報があふれる現代、私たちは選択肢が増えるほど混乱してしまうことがよくあります。どの情報が重要なのか、何が正しいのか、迷いの中、何を選べば良いのか分からなくなります。結局最後には締切に追われ、当てずっぽ「えいやっ」と、選んでしまったり。

そんな時、私たちが必要とするのが「仮説思考」なのです。

仮説思考とは、自分自身の仮説を持ち、その仮説を証明するために最小限の情報だけを集めます。例えば、あなたがブログを効率的に運営したいと思っているとしましょう。あなたの仮説が「このブログは30代男性に多く読まれている」というものだとすれば、それを証明するための情報だけを集めます。他の余計な情報は切り捨ててしまいます。

この方法であれば、必要な情報だけに焦点を当てることが可能。

あなたが探している答えを効率的に見つけ出すことができます。そして最も重要なのは、その仮説が違ったとしても、次の仮説を立てて検証していくことです。

本当の問題を見つけるには

新しい問題に直面したとき、あなたはどう取り組みますか？

問題を一つ一つ解決していくスタイルでしょうか？

でも、それが本当に問題の根本を解決しているとは限らないんです。

よく、「森を見て木を見ず」と言いますよね。

眼の前の問題が真の問題かどうかは、少し視点を変えて、ひとつ上の問題を見てみることで確認できます。

全体を見ると、問題の道筋が見えてきます。この一歩引いた視点のように問題を「抽象化」し、そして再度「具体化」することで、問題解決の方向性が見えてきます。

問題を定義する際には、3つのポイントを考慮することが重要です。

「解決できるのか」、「実行できるのか」、「効果はあるのか」。この3つをクリアして初めて、あなたが取り組む価値のある問題となるのです。

問題を解決したい理由を明確にするためには、「なぜなぜ分析」が役立ちます。

例えば、あなたが「体重を5kg減らしたい」という問題を抱えているとしましょう。

その背後には何があるでしょうか？

健康上の理由、見た目を良くしたい、服がきつくなってきた等、様々な「なぜ」が存在します。

それらを深堀りすることで、本当に解決すべき問題が見つかります。

全体を見る、抽象化して具体化、問題を定義する、なぜなぜ分析。

これらのステップを踏むことで、あなたの問題解決はより具体的で効果的になります。

それでは、今日からあなたもこれらの方法を試してみて、本当の問題を見つけ出し、それを解決するためのアクションを起こしてみてください。

そして問題を定義するときには、3つのポイントがあります。

1. 解決できるのか？
2. 実行できるのか？
3. 本当に効果があるのか？

いい仮説を立てられたと思っても、この3つのポイントに当てはまらない場合は、もう一度最初からやり直してみましょう。

仮説思考　要約　まとめ

今回は内田和成さんが書かれた、「仮説思考」の要約を紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか？

内容をまとめると、

• やることよりも、やらないことを決めることが大切
• 情報は集めすぎない
• 本当の問題を見つける

ことが、大切です。

ここまで見て、気になった方はぜひ一度、「仮説思考」を読んでみて下さい。