ThinkPadの全シリーズを比較!わかりやすい種類と選び方

使いやすく丈夫(衝撃に強い)と評判の高いThinkPadは、多くのシリーズがあります。

将軍
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ラインナップが多く、選べる機種が多いのもThinkPadの特徴です。

選べる種類が多くて、どれを買ったらいいか迷ってしまう事もあると思います。

シリーズの特徴を理解して自分の欲しいThinkPadを選べるように、今回はわかりやすく表を入れながらまとめてみました。

目次

【ThinkPadシリーズ】ノートパソコンの選び方

 

ノートパソコンの選び方

ノートパソコンには使い方によって4つに分類することができます。

ノートパソコンの種類
1.モバイルノートパソコン
2.スタンダードノートパソコン
3.ゲーミングノートパソコン
4.タブレット型ノートパソコン

1.モバイルノートパソコンとは

 

モバイルノートパソコンとは持ち運ぶことを目的に、軽量でコンパクトなパソコンのことです。

ThinkPadではX1,Xシリーズに多いタイプになります。

 

パソコン本体が軽く、コンパクトでバッテリーでの使用可能時間が長いことが特徴です。

 

重さは1kg前後でサイズも小さくコンパクトで、バッテリーでの使用可能な時間は10時間以上あるなどの特徴があるノートパソコンを主に『モバイルノートパソコン』と呼びます。

 

軽さやバッテリー性能が高い反面、コンパクトに仕上げるために性能はやや低く、拡張機能などもあまりないのがデメリットです。

2.スタンダードノートパソコンとは

スタンダードノートパソコンとは、据え置きでの使用を目的として作られたノートパソコンです。

 

画面が大きさや性能、拡張機能などをわりと自由に決めることができます。

モバイルノートパソコンのような軽さやサイズがない反面、メモリや容量を高性能なものから選ぶことができます。

 

ThinkPadではTシリーズ、Lシリーズ、Eシリーズに多くあるタイプになります。

3.ゲーミングノートパソコンとは

ゲーミングノートパソコンとは、3Dゲームなどを快適に行えるようにするために高性能なパーツで作られているパソコンです。

 

高性能なパーツをフル稼働させながら使用するため、冷却性能も高くなっています。

 

そのため、普通のパソコンでは動作が重くなってしまうようなゲームができる反面、サイズが大きく重くなってしまいます。

 

ThinkPadではゲーミングノートパソコンはありませんが、「LEGION」という専用のゲーミングノートパソコンがレノボから発売されています。

4.タブレット型ノートパソコンとは

タブレット型ノートパソコンとは2 in 1タブレットのことです。

使用する目的に合わせてパソコンのように使用したり、タブレットのように使用したりすることができます。

ThinkPadではyogaなどがこのタブレット型ノートパソコンになります。

 

ThinkPadを選ぶ時のポイント

ThinkPadを選ぶ時のポイント
1.重さ
2.メモリ
3.CPU
4.液晶の種類(光沢有/無、解像度)、サイズ
5.ストレージ
6.バッテリー

1.重さは1.5kgくらいがおすすめ

ノートパソコンを持ち歩いて使用するという場合、『重さ』はとても重要です。

目安として、パソコンを外出先で使用する予定のある方は1.5kgを上限に選択するといいと思います。

 

軽いほど持ち運びには便利ですが、軽量のために性能を落としていたりするので注意が必要です。

1.5kg前後ですと、高性能で持ち運びやすいノートパソコンを選ぶことができます。

●重さの確認方法●

  1. レノボ公式サイトで重さを調べたいThinkPadをクリックします。
  2. 「直販モデル使用表」をクリックします。
  3. 質量のところに書いてあります。

2.メモリは8GB以上がおすすめ

いくつもの作業を同時にするときなどは、多くのメモリを必要とします。

 

4GBではパソコンが重くなる場合もあるので、最低でも8GBをおすすめします。

 

3.CPUはi5がおすすめ

CPUはパソコンの頭脳のようなのもで、パソコンの性能に大きく影響してきます。

Atom・Celeron 性能は低い
Pentium・Core i3 作業内容によっては重くなる
Core i5・i7 普通使用する分には十分

『Core i3』でもネットや動画を見るくらいならできますが、ネットを同時にいくつか開いたりするとすぐに動作が重くなってしまいます。

またCPUは高性能になるほど、消費電力も上がります。

 

持ち運んで使用する場合『Core i7』だと快適には使えますが、バッテリーの減りが早くなってしまうなどのデメリットも。

 

CADや動画編集などの重いソフトを使用する予定のない方は『i5』がおすすめです。

4.液晶の種類(光沢有/無・解像度)とサイズ

光沢無し(ノングレア)は目が疲れにくい

液晶には光沢があると、コントラストが良くなり画面の色が鮮やかで画面の色がキレイになるという特徴があります。

パソコンで映画などを見たい人にはおすすめですが、反射して外の映り込みが大きいというデメリットがあります。

ネットを見たり、文章を作成するときは目が疲れにく光沢無し(ノングレア)がおすすめです。

解像度はFHD(1920×1080)がおすすめ

YouTubeをはじめ多くの動画は『FHD』に対応した動画になっています

 

 

ThinkPadでは『HD』よりも5千円程度高くなりますが、細かい線なども見える『FHD』がおすすめです。

 

さらに解像度の高い『4K』もありますが、選べるのはXシリーズのX1 ExtremeとPシリーズのみになります。

画面のサイズは使用用途によって選ぶ

パソコンを持ち歩いて、外出先で使用することが多い方は13インチを上限に選ぶようにしましょう。

画面サイズが小さいほど、重さも軽くなります。

 

また、据え置きで使用するという方は15.6インチなどを選べば大きい画面で余裕をもって作業することができますのでここは使用用途によって決めるようにしましょう。

5.ストレージはSSDがおすすめ

ストレージとはデータを保存する場所ですが、ThinkPadでは他のノートパソコンと同様にSSDとHDDから選択するようになります。

 

SSDとはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)のことで、以下のような特徴があります。

  • 読み書きの速度がとても速い
  • 衝撃に強い
  • 消費電力が少ない
  • 作動音がない
  • 値段が高い

 

特に一番最初に書いた『読み書きの速度がとても速い』というのが一番のメリットです。

例えば同じ性能のパソコンで同時に立ち上げたとき、HDDだと約1分程度かかりますがSSDだと15秒もあれば立ち上がります。

値段が高くなりますが、結構な差がありますのでここは『SSD』を選ぶようにしましょう。

容量は256GBくらいがおすすめです。

足りない文は外付けなどで補いましょう。

6.バッテリーは10時間くらいがおすすめ

外出先でノートパソコンを使用する場合、バッテリー性能は重要です。

コンセントがあればよいのですが、無いことの方が多いですよね。

バッテリーでの使用可能時間が10時間くらいあれば、残量を気にしなくても使用できるのでおすすめです。

ThinkPad Xシリーズの特徴と種類

ThinkPad Xシリーズの特徴

ThinkPadの『Xシリーズ』の特徴と選べる画面サイズ、重さや本体のサイズをまとめてみました。

XシリーズはThinkPadの中で『高性能』なシリーズです。

Xシリーズは高性能で持ち運びに便利なサイズのシリーズになります。

また、『WWAN』をオプションで付けることができます。

WWANとは:シムを入れることによりwifiがなくてもどこでもネットをすることができるようになるオプション。(nanoシムを使用)

ThinkPad Xシリーズのラインナップ

X13  Gen2

 

 

X13 Gen2
画面サイズ 13.3インチ
本体重量 1.19kg(カーボン素材)

1.21kg(樹脂素材)

バッテリー 約24時間
端子 HDMI×1

USB-C×2

USB3.0×1

X13 Gen2の特徴

2019年に今までにThinkPadのラインナップには無かった『13.3インチ』の画面サイズのX13 Gen2が発売されました。

カスタマイズで本体をカーボン素材にすることもできます。

カーボン素材にすることにより、1.18kgと軽くなりさらに頑丈にすることができます。

X1 Extreme

X1 Extreme
画面サイズ 16.0インチ
本体重量 1.86kg
バッテリー 約12.8時間
端子 HDMI×1

USB-C×2

USB3.0×2

X1 Extremeの特徴

Pシリーズ以外では4Kの画面を選べるのはこの『X1 Extreme』だけです。

持ち運びには向きませんが性能もかなり高く、15.6インチの大きい画面でほとんどの作業を快適に行うことができます。

X1 Carbon

X1 Carbon
画面サイズ 14インチ
本体重量 1.13kg
バッテリー 約26.0時間
端子 HDMI×1

USB-C×2

USB3.0×1

X1 Carbonの特徴

ThinkPadで一番人気の『X1 Carbon』。

本体がカーボン素材で作られており、軽くとても頑丈という特徴があります。

バッテリーで使用できる時間もとても長く、外出先で使用することが多い方にとてもおすすめです。

軽量のために、拡張などのカスタムがあまりできませんが十分な性能があります。

X1 Yoga

X1 Yoga
画面サイズ 14インチ
本体重量 1.39kg
バッテリー 約16.3時間
端子 HDMI×1

USB-C×2

USB3.0×2

●X1 Yogaの特徴

画面を360度開いてタブレットのように使用したりできるのがYOGAになります。

ほかのシリーズにもYogaはありますが、『X1 Yoga』は高画質で大きい画面(14インチ)で使用することができます。

X280

X280
画面サイズ 12.5インチ
本体重量 1.13kg
バッテリー 約15.8時間
端子 HDMI×1

USB-C×2

USB3.0×2

X280の特徴
本体サイズが約30cm×20cmでコンパクトな『X280』。

小さいですが、第8世代のi7を搭載できるなど性能面も高いのが特徴です。

カスタマイズでSSD1TBを選択することもできます。

ThinkPad Tシリーズの特徴と種類

ThinkPad Tシリーズの特徴

ThinkPad『Tシリーズ』は、高性能で比較的大きい画面で作業を行いたいという方におすすめのシリーズです。

Xシリーズと同様にWWANをオプションで追加することによりシムを使用して、Wi-Fiがなくてもインターネットに接続することができます。

画面サイズは14インチと15.6インチの2通りから選ぶことができます。

性能が高く画面が大きいため2画面などにして作業してもストレスなく行うことができます。

ThinkPad Tシリーズのラインナップ

T14s Gen2

 

T14s Gen2
画面サイズ 14インチ
本体重量 1.28kg
バッテリー 約23.6時間
端子 HDMI×1

USB-C×1

USB3.0×2

T14s Gen2の特徴
省電力モードにするとバッテリーのみで約23.95時間も使用できるのが特徴的です。
通常のモードでも約17.7時間とバッテリーの残量を気にしないで外出さきで使用することができます。
急速充電で1時間で約80%充電することもできます。

T490s

 

T490s
画面サイズ 14インチ
本体重量 1.24kg
バッテリー 約17.7時間
端子 HDMI×1

USB-C×2

USB3.0×2

T490sの特徴
省電力モードにするとバッテリーのみで約23.95時間も使用できるのが特徴的です。
通常のモードでも約17.7時間とバッテリーの残量を気にしないで外出さきで使用することができます。
急速充電で1時間で約80%充電することもできます。

T490

T490
画面サイズ 14インチ
本体重量 1.44kg
バッテリー 約17.8時間
端子 HDMI×1

USB-C×2

USB3.0×2

T490の特徴
14インチの画面で重さが1.5kg以下。
WWANにも対応していているので、外出先で大きい画面で作業したいという方にお勧めです。

バッテリー性能も高いです。

T590

T590
画面サイズ 15.6インチ
本体重量 1.74kg
バッテリー 約16.2時間
端子 HDMI×1

USB-C×2

USB3.0×2

T590の特徴
15.6インチの画面でWWANに対応しているのはこの『T590』だけになります。
画面が大きので、特に仕事で使用したい方などにおすすめです。

セキュリティー性能も高いです。

ThinkPad Aシリーズの特徴と種類

ThinkPad Aシリーズの特徴

ThinkPad『Aシリーズ』は、AMD製のCPUが使われているシリーズです。

インテル製のCPUを使用しているパソコンがほとんどですが、AMD製のCPUは同性能でも価格を抑えることができます。

安く抑えた分でほかのところをグレードアップしたりするのもいいかもしれません。

ThinkPad Aシリーズのラインナップ

A285

A285
画面サイズ 12.5インチ
本体重量 1.13kg
バッテリー 約10.9時間
端子 HDMI×1

USB-C×2

USB3.0×2

A285の特徴
AMD製のCPUが使用されている『A285』。
インテル製のCPUとくらべて性能はあまり変わらないものの、値段が安いAMD製のCPUはコストパフォーマンスに優れます。

12.5インチなのでとても持ち運びやすいサイズになっています。

A485

A485
画面サイズ 14インチ
本体重量 1.65kg
バッテリー 約11.9時間
端子 HDMI×1

USB-C×2

USB3.0×2

A485』もAMD製のCPUが使用されています。
AMD製のCPUで14インチというのが特徴です。

高性能グラフィックスが付いています。

ThinkPad Lシリーズの特徴と種類

ThinkPad Lシリーズの特徴

ThinkPad『Lシリーズ』は性能と価格のバランスが良いシリーズになります。

画面サイズやカスタマイズができる幅が大きく、カスタマイズするにはおすすめなシリーズになります。

ThinkPad Lシリーズのラインナップ

L390

L390
画面サイズ 13.3インチ
本体重量 1.46kg
バッテリー 約15.4時間
端子 HDMI×1

USB-C×2

USB3.0×2

L390の特徴
Yoga以外でThinkPadでは今までなかった13.3インチというサイズが、2019年に発売されました。

その一つがこの『L390』です。

とても使いやすいサイズで外出先で多く使用する人におすすめです。

L390 Yoga

L390 Yoga
画面サイズ 13.3インチ
本体重量 1.56kg
バッテリー 約12.1時間
端子 HDMI×1

USB-C×2

USB3.0×2

Yogaの特徴である画面が360度開けることにより、タブレットのように使用できるのが特徴です。

指紋センサーが付いていてセキュリティ対策もしっかりしています。

L480

L480
画面サイズ 14インチ
本体重量 1.68kg
バッテリー 約11.8時間
端子 HDMI×1

USB-C×2

USB3.0×2

L480の特徴
やや重さのある『L480』は据え置きで使用する方や、家の中で移動しながら使用したいという方におすすめです。
指紋センサーも付いています。

L580

L580
画面サイズ 15.6インチ
本体重量 2.0kg
バッテリー 約11.9時間
端子 HDMI×1

USB-C×2

USB3.0×2

L580の特徴
15.6インチの大きな画面で、家の中などで移動して使いたいという方におすすめです。

重さが2kgあるので、持ち歩くには重いです。

L580は急速充電に対応しています。

ThinkPad Eシリーズの特徴と種類

ThinkPad Eシリーズの特徴

ThinkPad『Eシリーズ』はコストパフォーマンスにとても優れたシリーズになります。

約5万円ほどから購入することができ、グレードアップしてカスタマイズしても10万円を切るパソコンがほとんどです。

ほかのシリーズと同様にトラックポイントがあります。

少し重さがありますので携帯性はあまり高くありません。

ThinkPad Eシリーズのラインナップ

E490

E490
画面サイズ 14インチ
本体重量 1.75kg
バッテリー 10.9時間
端子 HDMI×1

USB-C×1

USB3.0×2

E490の特徴
コストパフォーマンスに優れた『E490』は約6万円ほどから購入することができます。
高性能なCPUを使用しても10万円以下のモデルもあり、価格を抑えたいという方におすすめです。

指紋センサーなどは付いていません。

E590

E590
画面サイズ 15.6インチ
本体重量 2.1kg
バッテリー 約10.4時間
端子 HDMI×1

USB-C×1

USB3.0×2

E590の特徴
15.6インチでコストパフォーマンスがいい『E590』は、据え置きで使用したいという方におすすめです。

重さが2.1kgありますが、あまり持ち歩かなければ問題ありません。

E585

E585
画面サイズ 15.6インチ
本体重量 2.1kg
バッテリー 約8.6時間
端子 HDMI×1

USB-C×1

USB3.0×2

USB2.0×1

E585の特徴
AMD製のCPUが使用されている『E585』。
値段をとても安くおさえることができます。

カスタマイズの幅はあまりありません。

ThinkPad Pシリーズの特徴と種類

ThinkPad Pシリーズの特徴

ThinkPad『Pシリーズ』はかなり高性能なパソコンのシリーズです。

一般の方が買うというよりも、病院や建築関係の方におすすめなシリーズです。

このシリーズを購入する人は明確な使用目的があると思いますので、しっかりと確認してから購入するようにしましょう。

ThinkPad Pシリーズのラインナップ

P1

P1
画面サイズ 15.6インチ
本体重量 1.71kg
バッテリー 約15時間
端子 Thunderbolt×2

HDMI×1

USB-A×2

P1の特徴
4Kの画面の『P1』。
かなり性能が高く、おもに医療用や3DCADなどを使用する人におすすめです。

かなり性能が高いので、少し重くなっています。

P72

P72
画面サイズ 17.3インチ
本体重量 3.4kg
バッテリー 18時間
端子 Mini DisplayPort×1

Thunderbolt×2

HDMI×1

USB-A×3

P72の特徴

17.3インチの大画面で4K、そして性能がとても高い『P72』。

一般の方が買う機会はほとんどないと思いますが、医療現場や3DCADなどを使用する人にとってはとてもおすすめです。
価格は40万円くらいになります。

P52

P52
画面サイズ 15.6インチ
本体重量 2.67kg
バッテリー 18.1時間
端子 Mini DisplayPort×1

Thunderbolt×2

HDMI×1

USB3.0×3

P52の特徴
6コアのインテル製のCPUが使用されているP52』。

VR Readyにも対応しています。

まとめ

ここまで、ThinkPadの機種を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

ThinkPadはとても機種が多いため、この記事を参考にして、自分に合ったお気に入りの機種を見つけていただければと思います。

まだ迷っているという方は、ぜひThinkPadおすすめ人気ランキング6選も参考にしてみてください。

     
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