2019年2月16日のYahoo!ニュースで話題になっていた【釣魚オークション】。
鮮度の問題や魚の乱獲につながるなどネガティブな意見が多いようです。
私は海で釣りをすることが多いのですが今回はもしこのサービスが開始されたら釣り人にとってどのようなメリット・デメリットがあるか考えてみました。
釣魚オークションサービスの概要
運営会社
今回話題になっている釣魚オークションの『Fish Sale』は大阪府大阪市にあるFresh Speed株式会社が運営しております。
代表者は長辻 博史という方のようです。
2017年12月に登録された比較的あたらしい会社です。
Fish Saleという名の『釣魚オークション』は2019年4月1日スタート予定で、事前にサイトに登録を行って売りたい魚の
- 写真
- 説明文
- 売りたい値段
を入力するだけです。
あとは入札されるのを待っていればいいだけのようです。
サイトの登録は無料でできますが、入札が入って魚が売れたときは落札金額の10%が手数料として引かれます。
一匹からの出品が可能となっていす。
釣魚オークションのメリット
釣り人にとって一度は『釣れた魚を売りたい』と一度は考えたことはありますよね。
だって釣り具って結構高いですもんね!
買った方が安い!って思いますよね・・・。
でも釣り人は魚を釣りたいんです!!
売ってそのお金でまた釣り具が買えればお金のかからない最高の趣味になりますね!
私の考えるメリットは
- お金になる
- 食べきれない魚も捨てずに済む
- お店などは市場が休みでも新鮮な魚を買うことができる
釣れた魚が収入になる
やっぱり一番は売ったことでお金が入ってくることですね!
趣味の釣りができてそれでお金がもらるなんて考えただけで最高に楽しめそうですね。
釣れ過ぎても捨てなくても良い
釣りをしていると魚の群れに遭遇することがあります。
そうするとかなりの数が釣れるんです。
数が釣れるととても楽しいのですがあまり夢中で釣っていると、必要以上に魚を取ってしまうことがあります。
そういう時に必要な人に魚を送ることができるなら魚を無駄にする事無くできますね。
市場が休みでも売買できる
お店を経営しているかたは市場が休みは日曜日にも魚が欲しいって人は結構多いと思います。
そんな時にこのようなサービスがあればいつでも新鮮な魚を仕入れることができますよね。そk
釣魚オークションのデメリット
釣り人の私から見た釣魚オークションのデメリットは!
- 食中毒対策は素人でもできるの?
- 発送するまで冷蔵庫に入れていなければならない。
- 乱獲の問題
- 送料で買うよりも高くならない?
- もし食中毒になったら責任は?
食中毒の問題
魚をネットオークションで買うことを考えると一番気になるのは鮮度の問題です。
釣った魚が死んでしまう前や、生きが悪くなる前に処理をするかしないかで鮮度を保てる時間が大幅に違ってきます。
もちろんその後すぐにクーラーなどに入れることも重要。
企業やお店などはマニュアルや締める道具がちゃんとしているので安心して買えますが、個人全員が企業やお店のようにきちんと行えるかは正直無理だと思います。
アニサキスが心配だな。
生きている魚の内臓には【アニサキス】という寄生虫がいます。
アニサキスは長さは2cmくらいの白色の細長い糸のように見え、魚が死ぬと内蔵から身の方に移動してきます。
このアニサキスを生きた状態で食べてしまうと食中毒になってしまい、かなりは激しい腹痛が起こります。
なので鮮度高い状態で内臓を取るなどの処理がとても大切です。
アニサキス(学名:Anisakis)は回虫目アニサキス科アニサキス属に属する線虫の総称。全ての種が魚介類に寄生する寄生虫であり、食中毒(アニサキス症)の原因寄生虫として知られる。
※Wikipedia参照
保管方法
魚が釣れてオークションの方に出品しても、落札されて発送するまでは自分で保管を行わなければなりません。
出品するからにはきちんと冷蔵庫などに入れとかなければなりませんが、魚って冷蔵庫内で結構スペース取るんですよ!
ブリなどの大きい魚などになると普通の冷蔵庫では入りきりませんし、小さい魚でも上に物を載せれないのでかさばります。
すぐに売れてくれれば良いのですが。
出品できる日にちは釣れてからどのくらいなのか気になります。
乱獲の問題
魚は生き物で数に限りがあります。
とくに産卵期などに乱獲してしまうと数の激減につながりそうです。
営利目的での乱獲が行われると釣り人にとっては今まで釣れていた魚が釣れなくなってしまいます。
釣り人は必要以上の魚はリリースする人が多いのですが、その魚がリリースされる事無くオークションで販売されるため個体数には少なからず影響があります。
送料るときの問題
最近の宅〇便は料金の値上げなどもありとても高いですよね。
魚のサイズにもよりますが送料だけで約1,500円から2,500円はかかると思います。
魚を送る場合保冷するために氷なども買わないといけないですし、発泡スチロールも購入しなくてはなりません。
鮮度が大事な生ものの魚である以上、梱包するだけでも結構大変そうです。
もし落札者が食中毒などになったら
もし自分が出品した魚が原因で落札者が食中毒になったら責任は問われるのでしょうか。
この件については運営会社の『Fresh Speed 株式会社』が確認中との記載がありましたのでわかり次第更新したいと思います。
その他
このほかにも市場での魚の値段にも影響があるかもしれません。
漁師さんにとっては市場に卸すよりも高く販売できる可能性もありますし、釣魚オークションから買う人が増えれば市場の値段が下がることにもつながります。
まとめ
ここまでまとめてみると正直この魚を個人がオークション形式で売るというのは難しいかなという印象です。
しかしFresh speed 株式会社が今後出してくるサービスの内容によって実現できるようになればとても素晴らしい内容になるかもしれません。
今後の動きに注意してみます。
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